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うちの犬は絶対咬みません!

2015/04/26
注射や処置の際によく飼い主さんが「大丈夫です。うちの犬は咬みませんから!」と言われます。
先日も狂犬病の予防注射の会場で、「注射をするから首輪をしっかり持ってください」と飼い主さんにお願いしました。その方は「大丈夫、うちの犬はおとなしくて絶対に咬まないから!」とリードをもったままでした。柴犬がかかったような雑種でしたが、ちらちらこっちを向いて威嚇してちょろちょろ動いていました。咬む・咬まないにかかわらず、動いている犬に注射は打てないため、飼い主さんに再度しっかり保定するようにお願いしましたがしっかり持つ気配がないため、とりあえず別の犬を1頭打って再度その方へ保定をお願いしました。しぶしぶ保定されましたが、打ち終わった瞬間咬みついてきました。避けて咬まれることはありませんでしたが、やっぱり!という感じでした。飼い主さんは咬みついてきたのは犬のせいではなくお前のせいだと言わんばかりでした。挙句の果てには、受付事務をしていた役場の職員に「あの獣医はどこの誰だ!」と・・・
私の注射の技術が未熟なのか?良くわかりませんが、そろそろ行政も集合注射から個別注射主体へ本腰を入れてほしいものです。
とくに狂暴な犬はしっかりしたスタッフのいる院内で保定した方が安全だし、病院であれば時間調整をうまくやれば他の犬を見て興奮することもないので犬も飼い主も獣医師も安全なのに。