ホーム > スタッフ日誌

乾燥に注意

2017/12/28
冬場は寒いため各家庭で色々な暖房器具をお使いになると思います。
そのため、室内は非常に乾燥します。乾燥が激しくなると、元気なのに咳が出る、やたらとフケが多いという稟告で来院される患者さんが増えてきます。病気ではないのですが、乾燥の為に気管がイガイガしたり皮膚の水分が過剰に奪われフケが多くなってきます。
これらの大半は加湿を十分にするだけで治まることが多いようです。特に咳は投薬も必要なく十分な加湿だけでよく反応してくれます。皮膚の乾燥はこの時期は保湿剤をこまめに使用していただくと良好に生活できます。お試しください。

意思疎通のむずかしさ

2017/12/06
開業当初にある伝染病にかかった犬を連れて来られた飼い主さんがいました。入院を強く勧めたのですが入院を拒まれました。翌日、別の病院に転院され即入院しましたが死亡したことがあります。この時、この飼い主さんは「ちゃんと入院を勧めてくれたらうちの子は死なずに済んだかもしれない」と言われました。私は入院を強く勧めたつもりでしたが、全く伝わっていなかったようでした。伝わっていないのであれば、説明したことにならないと感じた出来事でした。それ以降、生死にかかわるような疾患の場合、特に注意して説明するようにしてきたつもりでしたが、つい最近ある疾患で急変することがあるかもしれないと説明したのですが、状態が悪化し死亡してしまいました。死亡する夜中何回も電話がありましたが、緊急の手術で電話に出ることができませんでした。翌朝、「死亡」の連絡があり「緊急なのに電話にも出てくれない」「急変する可能性についても説明してくれていない」というお叱りの電話を頂きました。個人病院ですので、手術中は術者と助手になり電話番がいませんので電話はとれません。夜中に手術といっても言い訳がましく、緊急性についても説明したと言えばまた気分を害されると思い黙っておりました。
つくづく相手に物を伝えることのむずかしさを感じます・・・

かかりつけ病院とコミュニケーションはとれていますか?

2017/08/14
皆さん、お盆・正月・休祭日にペットが病気になった時はどうしていますか?
慢性疾患を抱えたペットを飼育している飼い主さんは夜間に急変した時はどうしていますか?
当院ではよほどのことがない限り電話には24時間対応しております。さらに出張等で不在にしないかぎり時間外の対応もしております。ですので、慢性疾患や状態が不安定な場合、いつでも電話するように飼い主さんへ伝えます。
このお盆期間中、本当に遠方からでもたくさんの診察依頼や問い合わせがあり困ることが多々あります。電話で色々状況を説明されたり、白い薬が・・・黄色い薬が・・・、実際に診てみないとまったく想像が付かないことも多くあります。
しかし、不思議なことに診察を希望しているなら連れて来てくださいというのですが、半数位の方は「診てもらった方がいいですか?」「様子を見てもいいですか?」というような感じです。何のために電話してきているのか???
日ごろから、かかりつけの先生とは十分コミュニケーションをとって休診日や夜間の対応をしっかりしましょう!

耳が痒いよ~~~

2017/06/03
「頭を良く振る」「耳の付け根の皮膚が真っ赤になっている」「頭をよく掻く」ということで来院される患者さんは非常に多いです。
これらの症状のほとんどは耳の病気です。本来は耳の中が痒いのですが、人間のように耳かきがあるわけでもなく、うまく指先を使えることもできないため頭を振ったり・こすりつけたり、耳の周りを掻いてみたりという行動がみられます。
この行動を飼い主さんが異常と気づいてあげることができるのか、あるいは「この犬のくせ」と認識してしまうのかによって治療の開始時期が変わってきますし、治療の期間にも影響してきます。このような”かゆみ症状”が頻繁に見られるようなときは早めに動物病院を受診して診てもらった方が良いと思います。

皮膚病におけるスキンケアの重要性

2017/02/22
ここ数年皮膚病の患者さんの転院症例がずいぶん多いように感じます。
初診時に飼い主さんからお話を伺うと大半が年単位で皮膚病を患い苦労されているようです。診察してみると単純な感染症で2週間程度で治っていく症例も少なくありませんが、見るからに相当な治療期間を要すると思われる症例がほとんどです。あちこちの病院を転々としてきた飼い主さんに症状が治まり落ち着くまでには半年とか1年くらいかかりますと告げると本当につらい顔をされます。ただ、当院では治療と症状改善の目安を告げるようにしています。たとえば第一段階として1週間で痒みを改善させます。次に○週間くらいで皮膚の赤味を改善していきます・・・。というように短期的なゴールを設定して治療を行っていきます。そうすることで短期のゴールを達成する実感がうまれ治療にも熱心に取り組んでいただいています。皮膚病の治療ではどうしてもスキンケアが重要になってきます。シャンプー、消毒、こまめの保湿などなど。飼い主さんにやってもらうことが多いのですが、美容室の方にも協力をしていただき、病院で処方した薬用シャンプーを使用し病院で指導した方法でのシャンプーをしていただき助かっています。
また、漢方薬による体質改善や自然治癒力を助けてあげることで症状が改善される症例もあります。最近、抗生物質の多用による耐性菌の問題が大きく取り上げられていますが東洋医学に中医学を組み合わせることで耐性菌の問題にも多少貢献できるのかなと考えています。