ホーム > スタッフ日誌

冬になるとフケが増える?

2014/02/26
動物病院の来院理由のベスト3に皮膚病が入ります。特に梅雨のジメジメした時期には皮膚病患者が急増します。冬は比較的症状が治まることが多いのですが、この時期になるとフケが異常に増えるというワンちゃんがいます。多くの場合、共通した環境条件があります。それは室内犬で寒がりで(本当に犬が寒がっているかどうかは不明です!)、ヒーターやストーブの前にペットハウスを置いたり居場所を構える場合です。このように暖房器具のすぐそばにいると皮膚が乾燥してきます。それによりフケが異常に出て、痒みが出てくるのです。いわゆる乾燥肌の状態です。
心当たりのある方は、暖房器具から少し遠ざけて保湿剤を使用してみましょう。
保湿剤はかかりつけの獣医さんに相談してください。

冬だからこそ水分補給を

2014/01/06
冬になると動物たちは水分摂取量が低下してきます。
水分摂取量が低下するとおしっこが濃縮傾向になり尿石症などの泌尿器疾患が多くなります。冬季だけ餌をウェットタイプにしたり水をお湯に変えたりして少しでも飲水量を増やすように心がけましょう。

様子を見て治る病気と治らない病気

2013/12/20
動物病院には毎日、色々な病気で動物たちがやってきます。歯科、眼科、皮膚科、産科、内科、外科・・・。人間と大きく違うのはほとんどの動物病院が総合診療している点です。最近は専門病院も出てきましたが、非常に少ないのが現状です。
内科的な治療で治っていく病気と外科疾患のように手術をしなければ根本的に治らない病気があります。このことは飼い主さんにしつこく何度も説明するのですが、外科疾患でも経済的な問題や飼い主さんの中では治るかも?というちょっとした期待で手術を見送るケースが比較的多くあります。ほとんどは治療費が高額という理由なのです。「動物は保険がないから!」と言われますが、保険もあります。
結局、先延ばしして病状が進行し手術をすることになります。当然、悪化しているために手術代も高くなり入院日数も長くなてしまいます。中にはあまりに状態が悪くなりすぎて麻酔のリスクが大きすぎ手術が不可能になってしまうことも・・・。
最終的にどうするのかは飼い主さんの判断になりますが、かかりつけの獣医さんとしっかり話し合うことが大切です。

ペットの観察は重要ですよ

2013/11/23
皆さん、ご自分のペットの観察は十分にできていますか?
毛艶、排便・排尿(色、におい、硬さ、回数・・・)、体重の増減などたくさんの観察部位があります。スキンシップも大切ですが、週1回でもしっかり観察する項目を決めてみてはどうでしょうか。病気の早期発見につながると思います。特に体重などは知らないうちに「増えていた」「減っていた」ということがあります。一番最初に気づくのは飼い主さんなのです。あれ?なんとなくいつもと違う!ということに気づくことが大切です。その中で気になることはかかりつけの病院に早めに相談・受診するといいでしょう。

慢性疾患での薬の投薬

2013/11/01
動物にもたくさんの慢性疾患があります。日常多くみられるものには心疾患や免疫介在性疾患などが挙げられます。
これらの慢性疾患では最初の受診時は症状が重篤なものも少なくありません。しかし、適切な診断と内科的治療で劇的に好転する症例も多いのです。内科治療を継続すれば比較的安定した状態で維持できるのですが、一時的に症状が劇的に良くなるとそこで投薬を止めてしまう飼い主さんも結構おります。しばらくすると必ずまた悪くなったと来院されます。その都度しっかり説明するのですが・・・・。
みんなに継続してもらうにはまだまだ工夫が必要です!