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耳と皮膚の病気

2013/10/29
当院では耳や皮膚で転院されてくる患者さんが多いです。特に専門ではありませんが。
「皮膚が悪い」あるいは「耳が悪い」と飼い主さんが言われますが、必ず両方を診ます。多くの場合は、耳も皮膚も悪いことが多いようです。つながっているので当然といえば当然の結果なのですが。したがって、治療は耳の治療と皮膚の治療が必要になってきます。飼い主さんによってはなかなか納得できないという感じの方もおられますが、それぞれの病変を見てもらって「日ごろこんな症状やしぐさがあるはずだ」というとほとんどがそれに該当しているので最終的には納得して治療に同意していただいています。
ただ、慢性化した耳や皮膚病の場合は治療期間が長くなったり、完治せずうまく付き合いながらというパターンもあるのでその点をなんとかできたらと考える毎日です。

歯周病予防と管理

2013/09/09
私たち人間は多くの人が食後には歯磨きを行います。ラジオで言っていたことですが、普通の歯磨きでは約60%しか歯垢が落ちていないらしいのです。
動物はどうでしょうか?特に犬や猫のペットは野生動物に比べると非常に柔らかいものを多く食べています。そのため、多くの犬や猫で歯石の付着と歯周病が見られます。人間と同じように歯磨きが理想ですが、小さい時から慣れていないとなかなか難しいですよね。
歯磨きガムや歯石を除去するような「有用なグッズ」は大いに利用すべきだと思います。
そして、それでも歯石がついてしまったら早めに歯石をとるべきです。定期的に歯石をとることで随分歯周病の発生が抑えられます。
動物は歯周病で口の中が痛くなると涎を垂らしたり、口臭がきつくなったり、食べなくなったりします。そうなる前にチェックしましょう!

皆さんのペットの口の中は大丈夫でしょうか?

小さなことでもご相談ください

2013/08/20
先日、肛門に腫瘤があるワンちゃんが来院しました。
本来の来院目的は目の疾患での再診だったのですが、飼い主さんが帰り際に「あっ、ついでだけど・・・」と肛門の腫瘤を見せられました。1年くらい前からあったのが最近大きくなり始めたようです。腫瘤そのものはそれほど大きくはないのですが、肛門と言う場所を考えるとマージンまで十分に切除しきれない(・・・だろう)大きさになっていました。1年前のワクチン接種の際の体温測定の時には全く気づきませんでした。
飼い主のみなさん、1か所でも、小さくても気になる病変があればかかりつけの病院に相談してくださいね。様子を見てもよさそうなものとすぐに処置が必要なものがあります。
飼い主さんと獣医師であなたの大切なペットの情報を共有しましょう。

時間外診療

2013/05/29
当院は診療時間外での対応も実施しています。と言っても夜間専門病院ではないので夜間も日中のように診療しますということではありません。やむを得ない急患のみの対応です。

先日、昼間にかかりつけの病院で診察を受け夜中に状態が悪化したので診てくれと言う電話がありました。状態を伺うと日中の診察で入院が必要ではないか?と思うような状態でした。このような場合は、かかりつけの病院にまず連絡すべきで、状態からして日中の受診の際に急変や状態の悪化の時の対応を病院側と飼い主さんで話し合うべきです。みんな大切に飼っているペット故に夜中でも電話してくるのは理解できます。

だからこそ常日頃かかりつけの病院と緊急時の対応について話し合っておくべきなのです。飼い主さんからすれば1対1の関係ですが、獣医師からすると1対複数の関係になりますので飼い主さんから担当医にしっかり相談しておくべきです。
と言う話をしていたら、一方的に電話が切れました!

たぶん診察をしてもこのような対応をされる方とは信頼関係を築くことができずトラブルの原因になったのではないか?と不愉快になりました。

困った時だけ都合のいいように診察を依頼されるのは本意ではありません・・・

健康診断

2013/05/17
今日、町で行われる健康診断を受診しました。もちろん「私の体」のことです!
一般的な血液検査、肝炎検査、大腸がん、肺がん、胃がんを受けました。ちゃんとした検診は今回が初めてでした。

最近は何日も夜間往診や夜間の急患などが続くとやたらと疲れが残るようになってきました。年齢的なもの?と自分で勝手に思い込んでいますが、もしそうではなくどこかが悪くて・・・。と心配になることも。

日ごろ、ペットには健康診断を勧めておきながら、自身は自己判断!
いや~~、恥ずかしい限りです。